Gマークとは、全国貨物自動車運送適正化事業実施機関(全日本トラック協会)が認定・交付する「安全性優良事業所」のシンボルマークで、トラック運送事業者の安全・安心・信頼のマークです。
全国貨物自動車運送適正化事業実施機関である公益社団法人全日本トラック協会は、トラック運送事業者の交通安全対策などへの事業所単位での取り組みを評価し、一定の基準をクリアした事業所を認定する貨物自動車運送事業安全性評価事業を実施しています。
この貨物自動車運送事業安全性評価事業は、利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするとともに、事業者全体の安全性の向上に対する意識を高めるための環境整備を図るため、事業者の安全性を正当に評価し、認定し、公表する制度です。
国土交通省が推進する「安全性優良事業所」の認定制度で、Gマーク認定事業所の事故割合は未取得事業所に比べて半分以下と言われています。
安全性の高いトラック運送事業者を選ぶための目安となるひとつです。
※2023年12月15日現在、安全性優良事業所は29,044事業所あり、これは全事業所数の33.6%にあたります。
3テーマ38項目の厳しい評価項目
「安全性に対する法制遵守状況」
適正化指導員による事業所の巡回指導結果、運輸安全マネジメントの取扱状況を評価「事故や違反の状況」
事故や行政処分の状況を評価「安全性に対する組織の積極性」
安全対策会議の実施、運転者への教育などの取組を評価上記3つのテーマに、計38の評価項目が設けられています。
100点満点中80点以上の評価など、布部手の認定要件をクリアした事業所だけが「安全有料事業所」として認定されます。
また、認定された後も2〜4年ごとに更新審査があるため、認定事業所は安全性を維持し続ける必要があります。